Inca7とAcca5との出会いから3か月以上が経過しましたので、僭越ながらレビューを送らせて頂きます。
オーディオに関しては、ほぼ初心者も同然なので、拙い表現ですがご容赦ください。
? 自宅システム
音源はPCに保存したFLAC。
再生環境はPC→自作DAC→自作ヘッドホンアンプ→ヘッドホン。
主に邦楽を聞いていますが、ジャズ、ロック、打ち込み系、引き語り等、ジャンルによって向き・不向きが出てしまうのが悩みの種でした。
そんな折、KRYNAさんのページをネットで偶然発見し、そこに書かれたIncaシリーズのセールスポイントが、まさに自分が求めるインターコネクトケーブルの理想でした。
? PLUTONさんでの試聴
PLUTONさんでは、実機持ち込みによる試聴をさせて頂けると事で、お言葉に甘え、実機を持ち込んでの試聴をお願いしました。
《1回目の試聴》
ヘッドホンアンプ、ヘッドホン、電源ケーブルを持ち込ませて頂き、Inca3→Inca5→Inca7の順でケーブルを交換して頂き試聴。
確かに、グレード分けするだけの差がありました。
Inca3の時点で、すでに自分が自作したどのケーブルよりも音の分離、定位、そして静けさは素晴らしい物で、PLUTONさんが提唱するホログラフィック感を、ヘッドホンのリスニング環境でも体験することが出来ました。
そして、グレードが上がるにつれて、明確に同じ方向性を持った進化をしていく事がハッキリと分かりました。
《2回目の試聴》
ずうずうしくも、2回目の試聴を別日にお願いしました。
というのも、前回の試聴の際、最後にInca5と電源ケーブルAcca5の組み合わせで
試聴をさせて頂いたのですが、そこで不思議な現象が…。
Inca5とInca7を単体で聞き比べた際には、明確な差があったのですが、
Inca5とAcca5を組み合わせた試聴では、Inca7単体の試聴に迫るものが有ったからです。
こうなると、Inca7 & Acca5の組み合わせでは、どうなっちゃうのかと…。
で、試聴させて頂きました。試聴結果は…まさに別格。
Inca7単体で聞いた時より、さらに全てのレンジが上を行ってしまいました。
? 自宅システムへの導入
自宅システムにInca7とAcca5を導入。
Inca7は自作DAC〜自作ヘッドホンアンプ間に、
Acca5は予算の関係上、取りあえず1本のみ購入し自作DACへ接続しました。
そして、ヘッドホンを付けて音出し…。
PLUTONさんでの試聴時に味わった、あのサウンドが自宅環境でもバッチリ再現。
音は何処までもクリアで静謐、その中に必要十分なメリハリ(決して過剰にならない)、
そして音場がヘッドホンのハウジングをぶち壊し広がって行きます。
そして、問題だったジャンルによる向き・不向きは、皆無に…。
どの曲を聞いても、見事にその曲の持ち味を削ぐ事無く再生します。
音楽を聴く事が、何にも気兼ねせず純粋に楽しめる。素晴らしい事です。
? そして現在。
Inca7 & Acca5の件で、PLUTONさん(KRYNA製品)に絶大な信頼感を持った私は、PLUTONさんお勧めのエントリースピーカシステム、Pico & Entry Siの購入に踏み切りました。(これがまた凄い!!)
このレビューは、またの機会にお伝え出来ればと思います。
Inca7 & Acca5の購入に当たっては、2度の試聴来訪にも快く応じて頂き、また、購入後も様々なアドバイスを頂いたPLUTONのスタッフの皆さまには、本当に感謝しております。
今後とも、宜しくお願い致します。